ジリジリと照りつける太陽が、アスファルトを容赦なく熱する季節がやってきました。
額を流れる汗を拭いながら一歩カメラを構えると、ファインダーの向こうには、夏の暑さをエネルギーに変えて咲き誇る、生命力あふれるお花たちの姿があります。
熱気を含んだ風が通り抜けるたびに、季節が深く呼吸をしているのを感じるのです。
どこか懐かしい夏の香りに包まれながら、きらめく夏の記憶を切り取る旅へ、私と一緒にでかけてみませんか。
7月におすすめの花5選
ひまわり

夏の代名詞といえば、やはりこのお花です。
太陽を追いかけるように大輪の花を咲かせる姿は、見ているだけでこちらまで元気が湧いてきます。
青空とのコントラストは最高の被写体です。
蓮(ハス)

泥の中から立ち上がり、早朝に清らかな大輪の花を咲かせる蓮。
極楽浄土を思わせるその美しさは、夏の朝の澄んだ空気の中で撮影するのが一番の贅沢です。
睡蓮(スイレン)

水面に浮かぶようにひっそりと、しかし色鮮やかに咲く睡蓮。
蓮よりも低い位置で水鏡に映る姿は涼しげで、夏の暑さを一瞬忘れさせてくれる情緒があります。
紫陽花(アジサイ)

6月のイメージが強いですが、7月上旬にかけても品種や地域によってはまだまだ美しく咲き残っています。
少しアンティークな色合いに変化していく姿もまた一興です。
7月のおすすめ撮影場所5選
古河総合公園(茨城県古河市)

歴史ある大賀蓮が楽しめる名所です。
こちらの蓮池は7月上旬に見頃を迎えることが多く、澄んだ朝の空気の中で凛と咲く蓮の花々を狙うカメラマンで賑わいます。
早朝の涼しい時間帯に訪れるのが撮影のコツです。
八坂公園(茨城県坂東市)

恐竜の遊具が印象的な公園ですが、夏になるとハス池が美しいピンク色に染まります。
7月上旬から中旬にかけて見頃となり、水生植物のアサザの黄色い小さな花と一緒に撮影できることもあります。
比較的撮影がしやすいアットホームな雰囲気が魅力です。
あけぼの山農業公園(千葉県柏市)

風車がシンボルの美しい公園です。
7月中旬から下旬にかけて、風車の前に広大なひまわり畑が出現します。
ひまわりは東(南東)を向いて咲くため、風車をバックに正面から撮るには少し工夫が必要ですが、天邪鬼な一輪を探すのも楽しい時間です。
また、園内の池では蓮や睡蓮も同時に楽しめます。
水元公園(東京都葛飾区)

今回の旅の主役とも言えるのが、広大な水郷景観が広がる水元公園です。
7月に入ると、ハス池では見事な蓮の花が次々と開花し、訪れる人の目を楽しませてくれます。
さらに、ここでは東京都の天然記念物にも指定されているオニバスの自生地としても知られています。
大きなトゲのある葉の間から紫色の小さな花をのぞかせる姿は、一般的な蓮とはまた違った力強さと神秘性を感じさせます。
早朝の静けさの中、朝露をまとった蓮の花にレンズを向けると、時間が止まったかのような錯覚に陥りますよ。
南光ひまわり畑(兵庫県佐用町)

関西を代表するひまわりの名所です。
7月上旬から8月上旬にかけて、町内のいくつかの地区で時期をずらしながら合計約120万本ものひまわりが咲き誇ります。
ひまわり祭り期間中は多くの人で混雑しますが、見渡す限りの黄色い絨毯は圧巻のひとことです。
旅の終わりに
夏の撮影は暑さとの戦いでもありますが、だからこそ出会える眩いばかりの色彩があります。
カメラを片手に、お花たちの「季節の呼吸」を追いかける旅は、きっと特別な思い出になるはずです。
水分補給をしっかりしながら、あなただけの最高の夏の一枚を探しに行ってみてくださいね。
(了)

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