先週、霧雨がしとしとと降る中で訪れた時はまだ3分咲き。
「また出直してくるか…」と静かに心に誓い、リベンジを果たしに行ってきました。
目指すは、つくばみらい市上平柳にある間宮林蔵記念館近くのひまわり畑です。
先週の様子はこちらのリンクにもまとめてあります。

現地に到着してまず視界に飛び込んできたのは、一面に広がる圧倒的な黄色。

見事な満開で、まさに今日がベストのタイミングでした。
大人の腰ほどの高さにそろったひまわりがぎっしりと密集して咲き誇り、時折吹き抜ける夏の風に合わせて、みんなで首をゆらゆらと揺らしています。

あいにくの曇り空ではありましたが、雲の切れ間から時折やわらかな陽射しが差し込み、部分的にきれいな青空が見え隠れしていました。

その光が当たった瞬間、黄色い花びらが透き通るようにパッと輝きます。
じんわりと肌を刺す暑さも忘れて、しばらくカメラを構える手に力が入ってしまいました。

実は今回、わざわざ早朝に足を運んだのには理由があります。
静まり返った背景に、人と車が一切写っていないすっきりとした構図を1枚納めたかったのです。
完璧な計画のはずでした。
私とほぼ同時に到着した男性が、愛犬を乗せたカートを押しながら颯爽と登場。
男性が、ワンちゃんを乗せたペット用カートを押しながらひまわり畑へと進んでいきます。
嫌な予感がしました。
その予感は見事に的中し、ワンちゃん&カートはダイレクトにひまわり畑の中心へ。
そのまま賑やかな早朝撮影会がスタートしてしまったのです。
刻一刻と変化する空、めったに訪れない千載一遇の青空チャンス。
しかし、広角レンズを向ければバッチリ人が入ってしまいます。
仕方なく広角をあきらめ、望遠レンズで画角をギリギリまで絞り込んで撮影することになりました。
ここで盛大な負け惜しみを言わせてください。
「どうせ曇り空だし!ひまわりが咲いていない隙間もあるし!最高の状態じゃないから全然悔しくないんだからね!ふん!」
……すみません、本当は広角でドカンと撮りたかったです。

気を取り直して周囲を見渡すと、小貝川沿いののどかな田園風景の中に、ひまわり畑がごく自然に溶け込んでいることに気づきます。
過度に観光地化された派手さはなく、地元の暮らしにそっと彩りを添えているような、温かみのある雰囲気が本当に心地よい場所です。
すぐ近くには間宮林蔵記念館や歴史を感じる茅葺き屋根の生家があり、静寂な歴史の佇まいと、夏の花が持つ元気なエネルギーが不思議なバランスで共存しています。

偉人・間宮林蔵が生まれたこの静かな土地で、これほどまでに明るく生き生きとした景色に出会えるとは思いませんでした。
歴史散策と季節のお花鑑賞をセットで楽しめる、大人にちょうどいい隠れた名所だと感じます。
夏の終わりに近づくこの時期、ひまわりのパワフルな黄色を目に焼き付けるだけで、なんだかわだかまっていた気持ちまでスッキリ晴れやかになっていきます。

散策の途中、「ご自由に どうぞ!!」と手書きされた親しみやすい樽を発見しました。
中には立派なひまわりの切り花が入っており、地元の方々の温かい心遣いに胸が和みます。

現地は日差しを遮る場所が少ないため、冷たい飲み物と帽子などの暑さ対策は絶対に欠かせません。
思わぬハプニングもありましたが、この美しい景色と大らかな空気に触れると、「来年もまたここに来よう」と自然と思わせてくれます。
見頃を迎えているまさに今が絶好のチャンスです。夏の風と太陽を感じに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
(了)

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