葛飾区の堀切菖蒲園では、美しい花菖蒲が見頃を迎えていました。
京成線「堀切菖蒲園駅」からスタートし、歴史ある神社仏閣、ユニークな神様たち、そしてあじさいが咲き誇る道を巡る、心安らぐ一日を過ごしてきました。都会の喧騒を忘れさせてくれる、初夏の散策へ出かけてみませんか?
京成線「堀切菖蒲園駅」から堀切菖蒲園へは、歩いて約10分。
駅を降りれば、道案内を示す矢印がすぐに目に入り、迷うことなく目的地へと誘ってくれます。
堀切菖蒲園方面へ3〜4分ほど歩くと、まず目に飛び込んでくるのが「堀切天祖神社」の境外社「祖霊社」です。
ここを訪れるなら、絶対に立ち寄ってほしい見どころが満載!
まず、祖霊社の裏側に鎮座する「堀切十二支神」。
十二支の石像がずらりと並ぶ様子は、まさに「えと神」という呼び名がぴったり!
一体一体、まるで生きているかのような表情やポーズに見入ってしまいます。
そして、祖霊社の鳥居のすぐ横には、高さ約3mもある大きな「しょうぶ七福神」が歩道に勢揃い!
これなら一か所で七福神巡りができてしまいますね。
1923年(大正12年)にこの地に鎮座した「毛無池弁天社」が始まりとされ、1994年(平成6年)に地域の活性化と幸福を願って、弁財天を中心に七福神が一堂に祀られるようになったそうです。どの神様もにこやかで「ハッピー感」があり、見ているだけで心が和みますよ。
七福神に見送られ、さらに進むと現れるのが、石畳の小道「あじさい通り」です。かつて水路だった場所を埋め立てて造られたため、道は心地よく曲がりくねり、両脇には色とりどりの満開のあじさいが咲き誇っていました。
青、ピンク、薄紫のホンアジサイや、白と水色のガクアジサイが生命力にあふれて咲き誇る様子は圧巻!遊歩道の途中にはベンチも設けられているので、ゆっくり座って、花々に囲まれた静かな時間を楽しむのもおすすめです。
いよいよ堀切散策のメインスポット、「堀切菖蒲園」に到着です。江戸時代からハナショウブの名所として愛されてきたこの場所は、なんと入園料が無料!気軽に立ち寄れるのが嬉しいですね。
開園時間は6月25日(水)まで朝8時から夕方6時までと、通常より長くなっています。
例年、堀切菖蒲園の花菖蒲は5月中旬に一番花が咲き始め、6月中旬までが見頃とされていますが、今年は天候の影響でやや開花が遅れました。
2025年の「葛飾菖蒲まつり」は5月26日(月)から6月15日(日)まで開催されており、期間中は堀切菖蒲園と都立水元公園の両会場で様々なイベントも実施されています。
堀切菖蒲園では約200種・6,000株もの花菖蒲が栽培されており、その規模と美しさはまさに圧巻です。
6月上旬現在(2025年6月5日現在)は、まさに見頃のピークを迎え始めています!園内は様々な色の花菖蒲が咲き誇り、色鮮やかな絨毯のように広がっていました。「六分咲き程度」という公式発表がありましたが、これからまだまだ咲き進むエリアも多く、訪れる時期によって異なる表情を見せてくれるのも魅力です。
入口に近い東屋の周辺には、花菖蒲だけでなく、あじさいも可憐に咲き誇っていました。この堀切エリアは、梅雨の季節に花菖蒲とあじさい、両方の美しさを満喫できる贅沢な場所なんです。
さらに、園内ではアサザや睡蓮も水面に美しい花を咲かせており、様々な植物の生命力を感じることができますよ。
今回の訪問では体験できませんでしたが、堀切菖蒲園では2025年6月6日(金)と7日(土)の二日間限定でライトアップが開催されました。夜の19時から21時まで、見頃を迎えた花菖蒲が夜闇に明かりで浮かび上がり、「幽玄の美」を演出したそうです。投光器に照らされた花々は、昼間とは異なる神秘的な輝きを放ち、艶やかな姿を見せてくれたことでしょう。残念ながら、このライトアップはすでに終了してしまいましたが、次に訪れる際は、開催時期を確認してぜひ体験してみたいと強く思いました。
いかがでしたか? 堀切菖蒲園の花菖_蒲_はまさに今が見頃です。歴史と花、そしてユニークな神様たちが織りなす堀切エリアでの散策は、きっとあなたの心を癒し、新たな発見をもたらしてくれるでしょう。
ぜひこの機会に、堀切菖蒲園へ足を運んで、初夏ならではの美しい景色を五感で感じてみてください。
コメント