あけぼの山農業公園に梅を見に行ってきました。
現在「梅まつり」(2月14日から3月8日)が開催中で、園内は春の訪れを先取りしたような華やかな雰囲気に包まれています。公式情報によれば、2月18日時点で梅園全体が8割咲きとなり見頃を迎え、遅咲き品種のつぼみも膨らみ始めています。本日(2月23日)もそのピークを維持しており、花びらが風に舞う様子があちこちで見られました。ほのかな梅の香りに包まれながらのんびり散策するのは、まさに至福の時間です。

まずは果樹園エリアの梅からご紹介します。
広い芝生の広場に白梅が点在し、非常に開放的な景色が広がっています。青空とのコントラストが爽やかで、設置されているピクニックテーブルを見ると、思わずお弁当を広げたくなります。遠くに見えるビニールハウスが、農業公園ならではののどかな空気を演出しており、都会の喧騒を忘れさせてくれます。

次に風車横の通路へ足を運びました。こちらは枝垂れ梅が見頃を迎えており、優雅に垂れ下がる枝にピンクの花がびっしりと咲き誇っています。
ただ、1本だけマイペースな遅咲きの品種が混じっており、まだ「これから頑張ります」という風情だったのが、植物の個性を感じさせて面白かったです。風車を背景にシャッターを切れば、それだけで絵になる一枚が完成します。

風車前の花畑では、暖かさに誘われてビオラが元気いっぱいに咲いていました。色とりどりの小花が地面を埋め尽くす様は、春本番への期待を高めてくれます。

嬉しいニュースとして、公園内にBBQ場が復活するようです。詳細はまだ明かされていませんが、「手ぶらOK」の看板が誇らしげに立っており、家族連れにとっての強力な味方になりそうです。花より団子、ならぬ「梅より肉」派の皆様も、今後の展開に注目ですね。

さて、メインの梅園は今が見頃の真っただ中。
早咲き品種は見頃の後半に入り、花びらが風に舞う儚い美しさを見せています。中咲き品種はほぼ満開、遅咲き品種は咲き始めといった状況で、つぼみの瑞々しい色や花の裏側の繊細な造形をじっくり観察できる絶好のタイミングです。
白梅、紅梅、そして枝垂れ梅が丘陵地に広がり、青空の下で織りなすピンクと白のグラデーションは圧巻の一言。特に枝垂れ梅のトンネルや階段沿いの並木は、まさに写真映えの聖域と言えるでしょう。

早咲きの品種が少しずつ花を落とし、地面に花びらの絨毯ができている様子も、この時期ならではの贅沢な光景です。

梅園の中では水仙もその存在を主張しており、黄色と白の花が梅のピンク色と鮮やかなコントラストを成していました。

本日の予想気温は20℃を超え、もはやゴールデンウィーク並みの暖かさ。
しかし、風が強いという予報を信じて冬の重装備で来た私は、歩くたびに暑さに悶え、上着を脱いでは今度は強風に震えるという、季節の変わり目に翻弄される滑稽な時間を過ごしました。
さらに関東地方では「春一番」が観測されたとのことで、梅の花が吹雪のように舞い踊る様子は、私の苦労を補って余りあるほどドラマチックでした。

本館花壇では、スノードロップがぽつぽつと可憐な顔を覗かせていました。落ち葉の間から控えめに咲く白い花は、背景の木製ベンチや枯れ枝と相まって、早春の静かな森のような雰囲気を醸し出しています。冬の終わりを静かに、そして優しく告げてくれる存在です。

本館入口では、鮮やかなピンクのシクラメンが鉢植えで華やかに迎えてくれます。風に揺れるハチドリ型のオーナメントが、梅まつり期間中の特別な装飾なのでしょうか、可愛らしい遊び心を感じさせてくれました。

また、蝋梅(ろうばい)もまだその甘い香りを漂わせ、黄色い花を揺らしていました。早春の香りといえば、やはりこの花を欠かすことはできません。

最後に向かったのはひょうたん池。水面に浮かぶチューリップの「花いかだ」が目を引きます。赤、ピンク、黄色と色鮮やかなチューリップの鉢が整然と並び、冬の終わりとは思えないほど鮮烈な色彩を放っています。水面の反射も美しく、多くの人々が足を止める人気スポットでした。
強烈な春一番が吹き抜ける中、舞い散る梅の花びらに包まれる体験は、自然が用意した最高級の演出のようでした。
こちらの公園は入園・駐車料金ともに無料で、売店では梅ソフトや甘酒といった季節の味覚も楽しめます。見頃のピークは今週末から来週初め頃まで続きそうですので、ぜひ公式サイトで最新情報を確認の上、足を運んでみてください。
私の今回のベストショットは、枝垂れ梅のトンネルを抜ける瞬間に春一番が吹き荒れ、視界がピンク色に染まったあの一瞬です。春の息吹を五感で感じられた、素晴らしい撮影日和となりました。次はどの花が咲く頃にここを訪れようか、今から楽しみでなりません。



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