葛西臨海公園付近で水仙の名所を探していたところ、『新左近川親水公園』と『新長島親水公園』の2ヶ所が見つかりました。それぞれの公園の水仙の開花時期について調べてみると、新左近川親水公園は3月のブログ記事が1件見つかり、新長島親水公園はえどがわ環境財団のサイトで12月の記事があり、その他のサイトでは1月から3月にかけての情報がありました。水仙は桜のように一斉に咲くわけではなく、植えられている場所によって開花時期が異なるため、見頃を判断するのが難しいところです。
今回は江戸川区自然動物園にも行きたかったので、『新左近川親水公園』から『新長島親水公園』を通って西葛西駅方面に抜けるルートを選びました。
自然動物園の記事はこちら。
新左近川親水公園に到着しましたが、公園が横長で広いため、歩く気力が湧いてきませんでした。見た感じ、水仙が咲いている雰囲気はなく、少し歩いてみても水仙らしきものは見当たりませんでした。結局、新長島親水公園に向かって歩き始めることにしました。
後で家に帰って新左近川親水公園のブログ記事を再確認すると、掲載されていた写真はどうやら新長島親水公園のものだったようです。横から横に無駄に歩かなくてよかったと少し安心しました。
新左近川親水公園の右岸では、梅の花が咲いていました。寒さの中でも凛と咲く梅の花は、冬の訪れを感じさせます。
また、新長島親水公園に向かって歩いている途中で、子福桜も咲いているのを見つけました。冬の時期に桜が咲いているのは珍しく、思わず足を止めて写真を撮りました。
江戸川区を歩いて感じたのは、地域格差です。ここまで整備された公園や親水施設があるのは、やはり財力のある東京都ならではだと感じました。地方ではなかなかここまでの整備は難しいでしょう。また、公園には子どもが多く、高齢者の方を見かけることは少なかったです。私自身が老人の部類に入るくらい、若い人たちが多かったです。
公園内で「自転車は降りて引いてください」という看板を見かけました。私はこれまで自転車は「押す」ものだと思っていましたが、「引く」という言い方もあるのですね。東京ではこれが共通語なのでしょうか?ネットで調べてみましたが、方言の話は一切見つかりませんでした。
新長島親水公園に近づくにつれ、ところどころで水仙が咲いているのが見えてきました。左近川に合流する広場では、早咲きの水仙が咲き始めていました。白や黄色の花が緑の葉に映え、冬枯れの景色の中に鮮やかな彩りを添えています。
水路に沿って西葛西駅方面に歩いていると、さらに多くの水仙が咲いている場所がありました。
これから芽が出てきて咲くような場所もあったので、これからが見頃を迎えそうです。
新長島親水公園では、カワセミにも出会えました。だいたい2メートルくらいの距離まで近づいて撮影しましたが、逃げる気配はありませんでした。その美しい姿に多くの人が立ち止まって写真を撮っていました。
隣には鳩もいて、まるで「私も撮って!」と言わんばかりにポーズを取っていました。
一方、近くにいた鴨はカメラを向けるとそそくさと逃げていきました。鳥たちの個性が垣間見える一幕でした。
新左近川親水公園と新長島親水公園を巡る散策は、水仙だけでなく梅や子福桜、カワセミとの出会いなど、冬の自然を満喫できる素晴らしい時間でした。特に新長島親水公園の水仙は、これからが見頃を迎えるので、ぜひ訪れてみてください。寒さの中でも咲く花々や鳥たちの姿に、冬の訪れを感じながらの散策は、心が癒されるひとときです。
(了)
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