須和田公園、里見公園と続いたバラめぐり。
その余韻を胸に、今度は東京都足立区にある 青和ばら公園 へと足を延ばしました。
千葉県市川市から東京都足立区への移動は少し距離がありますが、バラの季節にしか見られない風景を求めての小さな遠出もまた、旅の楽しみのひとつです。
今回のルートは、京成線で京成関屋駅まで向かい、そこから徒歩で北千住駅へ移動。
北千住駅からつくばエクスプレス線に乗り換え、青井駅で下車しました。
青井駅は地下にあるため、まずは地上へ。
地上に出た途端、すでにあたりには小さなバラの植栽が点在し、わくわくが高まります。
そして駅から徒歩わずか3分、閑静な住宅街の中に突然あらわれるのが、今回の目的地 青和ばら公園 です。
この日はおそらく、近年で一番の「当たり日」。
バラの見頃をぴたりと捉えたタイミングで訪れることができました。
園内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが バラのアーチと、ドーム型のパーゴラ。
それらを彩るバラたちが溢れんばかりに咲いていて、どこを見てもフォトジェニック。
まるでバラのトンネルのようなアーチをくぐり、
パーゴラの下から上を見上げれば、天井を覆うように咲くバラたちがふんわりと頭上を彩ります。
特に印象的だったのが、ドームの中から眺めた「つくばエクスプレス」という品種のバラ。
その名のとおり、近くを走る鉄道にちなんで名づけられたのでしょうか。
鮮やかで印象的な花色が記憶に残ります。
公園には多くの人が訪れていましたが、混雑というよりも和やかで落ち着いた雰囲気。
誰もがそれぞれのペースでバラを楽しみ、写真を撮り、香りを楽しんでいる様子に心がほっと和みました。
立ち込めるバラの香りに包まれて、時間がゆっくりと流れていくような感覚。
忙しい日常からふと離れて、癒しのひとときを過ごすには本当にぴったりの場所です。
公園へ向かう道すがら、ふと目にしたのは伐採された街路樹。
切られた幹から新たな枝が伸び、青々とした葉をつけている様子を見て、「生命力ってすごいな」と思わず足を止めてしまいました。
こうした何気ない風景に、心を打たれるのも散歩の醍醐味ですね。
青和ばら公園は入園無料・年中無休というのも嬉しいポイント。
地元の人たちに愛されながらも、遠方から訪れる価値も十分にある、隠れたバラの名所です。
バラ好きの方はもちろん、癒しを求めている方、季節を感じる写真を撮りたい方にもおすすめ。
この時期ならではの贅沢なバラの時間、ぜひ体感してみてください。
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