厳しい寒さが続く2月。しかし、レンズを向ければそこには確実に「春の足音」が聞こえてきます。
凛とした空気の中で咲くロウバイ、春の訪れを告げる梅、そして一足早くピンクに染まる河津桜。今回は、茨城県南部、千葉県、東京都内を中心に、2月にベストシーズンを迎える撮影スポットと、美しく撮るためのポイントをご紹介します。
1. 蝋梅(ロウバイ):冬空に輝く黄金のしずく
2月上旬から中旬、透き通った黄色い花びらが陽の光を浴びて輝きます。甘くフルーティーな香りに包まれての撮影は、冬の醍醐味です。
あけぼの山農業公園(千葉県柏市)
売店横や通路脇で、青空に映える黄金色のカットが狙えます。

小菅西公園(東京都葛飾区)
朝日が差し込む時間帯がおすすめ。逆光で花びらを透かすと、より幻想的な一枚になります。
2. 梅(ウメ):紅白の競演と「ウメジロー」を狙う
2月中旬を過ぎると、各地で梅の便りが届きます。この時期の楽しみは、花の蜜を吸いに来るメジロ(通称:ウメジロー)との出会いです。
あけぼの山農業公園(千葉県柏市)
約100本の梅が順次開花。2月中旬からの「梅鑑賞会」は必見です。

越谷梅林公園(埼玉県越谷市)
300本以上の規模は圧巻。多種多様な梅の表情を楽しめます。
柏の葉公園(千葉県柏市)
梅と一緒に、珍しい黄色い「マンサク」の花も同時に狙えるお得なスポットです。

大生郷天満宮(茨城県常総市)
学問の神様と梅の組み合わせ。風情ある紅梅の撮影が楽しめます。
西新井大師(東京都足立区)
優雅なしだれ梅が境内を彩ります。早咲きの安行桜とのコラボレーションが見られることも。
3. 水仙(スイセン):足元に広がる清楚な世界
冷たい風に負けず、うつむき加減に咲く水仙は、ローアングルで狙いたい被写体です。
葛西臨海公園(東京都江戸川区)
5万球超の規模は圧巻。海風を感じながら、広角レンズで群生を捉えたい場所です。

県営権現堂公園(埼玉県幸手市)
堤を埋め尽くす100万株の水仙。どこまでも続く白い絨毯は圧巻のスケールです。

井野天満神社(茨城県取手市)
階段脇に咲く八重咲きの水仙が、参拝者を甘い香りで迎えてくれます。
4. 冬ぼたん:藁囲いが紡ぐ江戸の情緒
上野東照宮ぼたん園(東京都台東区)
「わらぼっち(藁囲い)」に守られて咲く大輪のボタン。2月中旬までの期間限定で見られる、冬ならではの日本的な風景です。
5. 河津桜(カワヅザクラ):一足早いピンクの輝き
2月の締めくくりは、早咲きの河津桜。ソメイヨシノよりも濃いピンク色が、カメラのセンサーを鮮やかに彩ります。
松戸宿坂川(千葉県松戸市)
川沿いの並木はリフレクション(水面反射)狙いに最適。川面に映るピンク色を構図に入れてみましょう。

高井城址公園・取手市役所(茨城県取手市)
地元密着のスポット。暖冬の年は2月中旬から開花が始まることもあり、こまめなチェックが欠かせません。
📸 撮影のヒントとマナー
朝の「氷の造形」を狙う 冷え込みの強い朝のあけぼの山農業公園などでは、池の氷や「シモバシラ(植物にできる氷の結晶)」が見られることも。花だけでなく、冬特有の自然現象も貴重なシャッターチャンスです。
予備バッテリーを忘れずに 冬の寒さはバッテリーの大敵です。予備を持ち歩き、使わない時はポケットなどで温めておくと安心です。
マナーを守って楽しく 花壇に踏み込まない、通路を塞がないといった基本を忘れずに。三脚禁止のエリアもあるため、事前に確認して撮影を楽しみましょう。
まとめ
2月は、冬の厳しさと春の優しさが同居する、写真好きにはたまらない1ヶ月です。防寒対策を万全にして、新しい季節の訪れを探しに出かけてみませんか?
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次回は「春の本番!3月に撮りたい桜の名所」をご紹介予定です。お楽しみに!

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