北区立梅公園の梅は見頃過ぎ2026

春の足音が少しずつ大きくなってきた今日この頃。ふと思い立って、東京都北区の隠れた名所、北区立梅公園へと足を運んできました。

実はここを訪れたのには、ある個人的なミッションがありました。最近の極端な暖冬傾向を分析するなかで、梅の開花前線が例年とは明らかに異なる挙動を示していることに気づいたのです。データに基づけば、今こそが観測の好機。という、ちょっと理屈っぽい理由を半分、あとの半分は、単に素敵な香りに包まれて現実逃避したいという、ごく人間的な欲求に従ってのことでした。

天気は雲ひとつない快晴。赤羽駅から高台を目指して坂を登るにつれ、額にはうっすらと汗が滲みます。赤羽台団地という静かな住宅街を抜け、ようやくたどり着いたその場所は、まさに梅の楽園でした。

所在地:東京都北区赤羽台2丁目1
アクセス:JR赤羽駅西口から徒歩約7〜10分
(急な坂道がありますので、運動不足解消には最適です!)
入園料:無料(心ゆくまで深呼吸してください)
開園時間:常時開放
この公園、非常にコンパクトです。真面目に分析しながら歩いても10分、あちこちで写真を撮りまくっても20分あれば一周できてしまいます。

2026年は、気象観測の視点から見ても非常に興味深い年となりました。全国的な開花の早まりは、ここ北区立梅公園も例外ではありません。

私が訪れた2月下旬、すでに早咲き品種の多くは潔く散り始めていましたが、それでも紅梅・白梅・淡いピンクの花々が、抜けるような青空を背景に競い合うように咲いていました。

一歩園内に足を踏み入れた瞬間、ふわりと漂ってきたのは、あの凛とした、しかしどこか甘い梅の香り。嗅覚が刺激されると同時に、脳内を占領していた細かい考え事が霧散していくのを感じました。これぞ天然のアロマセラピーです。

園内を見渡すと、見事なまでに梅が主役。品種のプレートは少ないものの、その密度の高さには圧倒されます。

「八重寒紅」や「寒紅梅」といった、いわゆるスタートダッシュが得意な品種が中心なのでしょうか。紅白のコントラストが実に鮮やかです。分析するならば、この限られたスペースにこれだけの本数を配置した設計者の意図は、来園者に全方位からの視覚的・嗅覚的な没入感を与えることにあるに違いありません。満開のピーク時には、さぞかし暴力的なまでの美しさだっただろうと、私の想像力は勝手にフル稼働を始めました。

見どころ&撮影ポイントの徹底分析

高台ならではの抜け感
南東側が開けているため、空の面積が非常に大きいです。青空をキャンバスにして白梅の枝を配置するように撮影すると、驚くほどヌケの良い写真が撮れます。

梅の絨毯風アングル
木の真下から思い切って見上げてみてください。花が密集して視界を覆い、まるで別世界に迷い込んだかのような幻想的な画作りが可能です。

戦略的休息(ベンチ)
園内には適度な間隔でベンチが配置されています。ここで何もせず、ただ梅の香りと風の音を感じる時間は、どんな高級スパよりも贅沢な時間かもしれません。

例年の傾向では2月上旬から3月上旬が見頃とされていますが、2026年の実績としては1月下旬から動き出し、2月中旬にピークを迎えたようです。

本日の状況を冷静に評価しますと、「終盤の美学」といったところでしょうか。足元に広がる花びらと、これから顔を出す新緑の芽吹きが共存する様子は、季節のバトンタッチを目の当たりにしているようで、非常に感慨深いものがあります。

遅咲きの品種がまだ粘っている姿も確認できましたので、近隣にお住まいの方、あるいは赤羽周辺に御用のある方は、ぜひ足を止めてみてください。

今回、北区立梅公園を訪問して感じたのは、どんなに忙しない日常の中にも、静止して感覚を研ぎ澄ますべき場所が必要だということです。梅の季節が過ぎ去っても、ここは四季折々の表情を見せてくれるはずです。次は新緑の季節に、冷たいお茶でも持ってこの高台に戻ってきたいと思います。

素敵な春の予感を全身で受け止めることができた、最高の一日でした。ありがとう、北区立梅公園。またお邪魔します。
(了)

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