梅雨が明けたかのような青空が広がる日々。
雨に悩まされることもなく、予報でもしばらくは晴天が続くとのこと。
そんな晴れ間を逃すまいと、あけぼの山農業公園へ足を運びました。
まず足を運んだのは、新休憩所そばの小さな池。
そこには見事な大賀蓮が咲き誇り、淡いピンク色の花びらが水面に映り込む様子は、まるで一幅の絵のよう。
池の周囲にはたくさんの蕾も見られ、これからさらに華やかな景色が広がっていくことでしょう。
そして視線を上げると、空中にはひときわ鮮やかな赤色のトンボの姿が。
まるで「シャア専用機」のような真紅のボディを持つショウジョウトンボです。
赤とんぼとはまた違う濃厚な赤が印象的で、園内のあちこちで飛び交う様子に季節の息吹を感じます。
風車前の池では、さらに華やかな光景が広がっていました。
花びらが幾重にも重なる優雅な酔妃蓮(すいひれん)、
やわらかなクリーム色の王子蓮が池いっぱいに咲き誇り、周囲を包み込むような美しさ。
そして鮮烈なピンク色の青菱紅蓮(せいりょうこうれん)も見頃を迎え、水辺に鮮やかなアクセントを添えていました。
昨年よりも花の数が多く、見応え十分です。
池の片隅では、静かに佇む睡蓮も数輪。控えめながら、その繊細な佇まいが、また印象に残ります。
風車横の畑では、ひまわりの芽がぐんぐんと成長中。
前後に見頃を迎えそうです。青空の下、一面に咲くひまわり畑は、まさに夏の風物詩。
今年の花の季節は昨年よりも1週間遅れという感じですが、暑さが続くので昨年同様海の日当たりが見頃かもしれません。
一方、紫陽花はすでに見頃を過ぎ、「あじさい通り」では色あせた花々が静かに季節の終わりを告げていました。
そんな儚い表情もまた、この時期ならではの美しさかもしれません。
本館前の花壇には、ガーデニング風に植えられた様々な草花が彩り豊かに咲き、訪れる人の目を楽しませてくれます。
園内はどこを歩いても、四季の移ろいを感じられる散策路です。
また、風車横の畑ではポピー畑の耕運作業が進んでおり、次の季節――秋のコスモスに向けての準備が着々と整えられていました。
そして、いよいよ夏休み。あけぼの山農業公園では、季節を楽しむ恒例のイベントが開催されます!
2025/7/20には【サマーフェスティバル】、2025/7/21(祝月)には【夏祭り】が。
季節の花々に癒され、自然とふれあい、夏のイベントで心も躍る――
あけぼの山農業公園は、今こそ訪れたい場所です。
夏のはじまりの思い出を探しに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

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